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雪ん子パースペクティヴ

読むとちょっとタメになるエントリー。

【2017年】アメリカのスタートアップに学ぶビジネスモデル【起業】

イノベーションは現実世界に近づく。

 

はろー、yukiです。

 

アメリカのスタートアップを紹介する記事が人気です。

ステマティックな分析よりも、具体的なビジネスモデルを紹介している点が好評なんだと思います。

 

さて、今回は2017年に注目しておきたいスタートアップを4社紹介します。

2016年の日本では「フィンテック」なんて言葉が流行りました。いわゆる「金融xIT」という現象を表した造語ですが、そうしたITを活用したイノベーションは他業界でも起きていますよね(アドテック、不動産テックなど)。

また、「健康」も見逃せないテーマ。

 

「これがビジネスになるんだ」「こういったことがチャンスなんだ」というような気づきをお届けできたら幸いです。

  

 

Ripple

 

Rippleは、ミルクに代わる乳製品を提供する飲料系のスタートアップ。

高タンパクで低糖質、そしておいしさの3要素を追求してRippleの乳製品は誕生した。

創業者の一人であるであるAdamは、美しいクリーニング製品や持続可能な世の中を実現するための方法に取り組んでいた。もう一人の創業者であるNeilは研究者として、現在年間100万以上も使用される抗マラリア化合物を生産するプロセスの開発に加わっていた。その後、二人の革新的な科学者は、植物ベースのミルク「Ripple」を作り出した。

 

コンセプトは『Dairy Free. As it Should Be.』。

 

【サービス】

Rippelの製品はオリジナル、アンスウィート(甘味料を除いたもの)、バニラ、チョコレートの4種類ある。

いずれも100%植物ベースで、乳糖・ナッツ類・豆類・遺伝子組み換えグルテンなし。また、タンパク質を8g含み、カルシウムはミルクより50%多く、ビタミンDや鉄、一般的なミルクよりも少量の糖質を含んでいる。

味はさっぱりしていてなめらか。コーヒーやスムージーと合わせて飲んでも楽しめる。

原料にはイエローピー(エンドウ豆に似ている)が使われている。

 

【考察】

日本では小中学生が給食で牛乳を飲んだり、健康飲料を飲む際に水道水で希釈する家庭もある。飲料における最低限の健康と安全は守られているのが現状だ。

一方で、コンビニやファストフード、カフェなどで購入したジュースやコーヒーを持ち歩く人も見かける。それは一つのファッションなのだが、健康志向の類ではない。

Rippleのような飲料ビジネスは、ファッションが重なった時に日本でも流行する。マイボトルが当然の世の中になり、その中には何が入れられるか。

Rippleの製品はそれ単体でも十分な栄養素を持っており、またコーヒーやスムージーといった自分好みの飲料にも応用できるので、健康志向の層(積極的あるいは手軽さを求めるそのどちらも)から反響を得られるだろう。

 

Rippleのブログはこちら

 

Robinhood

Robinhoodは、手数料フリーの株式取引サービスを提供している。

スタンフォード大学を卒業後、ルームメイトだったVladimir TenevとBaiju Bhattはニューヨークへ移り、複数にもわたる世界最大規模の金融機関でトレーディングプラットフォームを打ち立てた。その中で、彼らは電子取引企業が効果的な取引を行っていないにもかかわらず、投資者が取引で最大10ドルもの手数料を支払っていることに気づく。このアイデアをもとにRobinhoodが生まれた。その後、彼らはカリフォルニアへ戻り、マーケットへのアクセスを民主化する課題解決に取り組んでいる。

 

ミッションは『to democratize access to the financial markets』。

 

【サービス】

Robinhoodでは、アメリカの株式市場に上場している株式とETFについてはコミッション(手数料)が無料だ。

無料のからくりは店頭取引用の不動産やマニュアルアカウントの管理、広告などにかかる費用を削減しているためだとしている。

だが実際には、手数料料金の詳細について見てみると、外国の有価証券で取引をする際には50ドル、送金手段でWire Transfer(電信送金)では50ドル、 ACAT(Automated Customer Account Transfer)では75ドルかかるなど、株式取引に積極的なユーザー向けのサービスで料金が発生する。

これは、同社のミッション「株式取引の民主化」の通り、未来の投資者が株式市場へ自由に参加できるようになるための仕組みだ。それを実現するために、他のサービスで熟練の投資者などから手数料を徴収している。

 

【考察】

腕や足など身体を使用する仕事と、脳など頭を使用する仕事。後者は知的集約型と言われているが、僕にしてみれば両者は肉体労働として同等の価値を持っている。

株式などの投資は資産運用とされ、個人が主体となって働かずとも資金を増やすことができる(俗に「お金に働いてもらう」などと言う)。

その敷居が低まったのは、近年の日本でいえばNISA制度の始まりにあるが、その制度を利用して金融機関が新規顧客獲得に走っても、顧客側からしてみれば投資をするメリットが分からず、むしろ「手数料」というデメリットから資金の減少に考えが結びつくのが早かった(手数料無料を実現している金融機関はある)。

一般的に投資では資金の多い者が有利だとされるが、それは投資手法と損益の関係を除いて考えれば、「手数料」の負担に耐えうる点にある。

「手数料」の無料化を実現することによって、資金の少ない者の負担は軽くなり、彼らはより多くの資産を取引に使用できるようになっている。

補足になるが、ANDRESSEN HOTOWITZやGoogle venturesなどベンチャーキャピタルが資金提供していることからも分かるように、同社の行っている「手数料フリートレード」は注目度が高い。

 

ブログはこちら

 

Earny

https://www.earny.co/

 

Earnyは、購入した商品が値下がりした際に自動的にお金を取り戻すサービスを提供している。

創業者であるOded Vakratが65ドル足らずで購入したブレザーを、ルームメイトDoriが129ドルで購入した時に全ては始った。その後、Doriはクレジットカードの価格補償保険を利用し、65ドルの返金を得る。そして、Earnyの共同ファウンダーとなるDoriと共に、Oded VakratはMasterCard Masters of Codeのハッカソンに参加し、自分たちのようなスマートで倹約な購入者のためのプロダクトを打ち立てることを決めた。

 

ミッションは『to give you the confidence to purchase wherever and whenever you want』。

 

【サービス】

ユーザーのインボックスにある領収書に基づき、購入した商品で値下がりしたものを探す。その後、ユーザーに代わって差額を請求し、その通知を経てユーザーは払戻金を得られる。

Earnyのサービスでしていることは、購入のトラッキング、手頃な価格の商品の発見、請求。この3つをITで実現した。

 

【考察】

全く同じ商品ならば安い方を買いたい。そういった消費者の考えに応えているのが、日本のカカクコム。

一方でEarnyは、「自分で安い商品を見つけられず結局高いものを購入してしまった」というユーザーに差額を払い戻す。

安物を見つけられない人を日本では「情報弱者」などと揶揄するが、そうして人格を嘲笑うのではなく、ビジネスチャンスを見出す才覚を彼らは持っている。

 

Ever(Everalbum)

Ever(公式にはEveralbum)では、デバイスにある写真の自動的なバックアップやシェアを可能とする。

Everは2013年、エンジニアやデザイナー、ビジネスマンなどの手によってサンフランシスコで設立された。

 

【サービス】

写真のバックアップサービスのプランは、無料プランと月額11.99ドルの2つ。無料では、バックアップできる写真の枚数に限度はなく、データは全て暗号化され、写真の並びなどが自動的に行われる。加えて有料プランでは、動画の保存、デスクトップPCでの利用、Bookサービス(後述)の無料、印刷サービスの値引きなどの特典が付く。

端的に言えば、写真のクラウド保管サービスだ。そこに、各デバイスからのアクセスやシェア、そしてジャンルごとの整理がなされる。

 

さてBookサービスとは、Everに保存してある写真を現像し、1冊の本にまとめるというもの。本のタイトルや写真は利用者の好みなので、思い出のアルバムを自由に作られる点が強み。利用料は19.99ドル。

 

【考察】

スマートフォンなどで撮影した写真を端末上に置いておくと容量を多く占めるのでクラウドサービスを利用する機会はある。この点につき、Everに新規性はない。それよりもむしろ、Bookサービスの可能性に惹かれた。

写真が現物から電子に代わってしばらく経った。それでも思い出にしたい写真は電子端末上でまとめる。この「まとまった形として楽しみたい」というニーズを満たすサービスは、アルバムなどのプレゼントを作る際にも出番がある。

 

 

総括

今回のピックアップは「習慣をより豊かに」と「無駄なお金」の2つがテーマでした。

・毎日の習慣も少し工夫するだけで豊かな時間となる。

・無駄なお金は誰しも払いたくないもの。

 

なんだか「最新技術を使えば良い」とか「一度で大きく当てよう」という短絡的な思考では対抗できないレベルにありますよね。

頭は皆1つずつ持っているので、あとは「どれくらいの時間・どのように動かすか」。ここに勝機(商機)がある。

 

 

パッと思いついたのが、「恋愛から結婚、出産、小学校まで」をテーマにしたライフプランの提供。

相談料を毎月支払う代わりに、恋愛成就、結婚、出産のこれらイベント成功時に利用者は金銭を得る(出産時には、出産一時金程度の金額を渡しても良い:42-3万円)。

「お金」と「消極的な人間関係」の問題を同時に解消できる、なんて。

※本当はおじいちゃんとおばあちゃんがこの役割を担う必要があるんですよ! 

 

 

ちなみに、個人的にオススメなのが、スタートアップのHPにあるブログ。

スタートアップの多くは、その業界で先進的・革新的な取り組みを行おうとしている人たちで形成されているため、彼らの持っている情報は専門性に富んでいます。

勉強の息抜きに良いかも。

 

 

以上。