個人開発したWebサービスの宣伝も兼ねています。
はろー、yukiです。
進学、就職、転勤など人生のイベントで住むところが変わる際、新住所のリスクを調べたい。
日本は、地震と津波に加え、近年は大雨による洪水も軽視できなくなっています。
さらに、気温やPM2.5などの大気汚染も注意が必要です。
そこで、地震、津波、洪水、大気汚染の4分野でリスク分析するサービス「居住地リスクドットコム」を作りました。
居住地リスクドットコムは、住所の災害リスクを簡単に調べることができる無料のWebサービスです。
使い方は、住所を入力し、「分析する」を押下するだけ。
例えば、皇居(東京都千代田区千代田1−1)を調べてみます。
洪水、地震、津波、大気汚染のそれぞれのリスクと、全体のリスク評価がされます。

洪水は、近くの河川が氾濫した際、最大の浸水深と浸水開始時間を評価します。
地震は、30年or50年以内に発生する震度、30年以内に震度6弱以上が起きる確率を評価します。
津波は、最大水位と測定点までの距離を評価します。
大気汚染は、気温のほか、PM2.5などの化学物質の発生を評価します。
特に、洪水と津波は、測定点の場所もGoogleマップで見られるようにしてあります。
リスクレベルの基準も明記してあるので、調べたい住所がどの程度のリスクにさらされているのか、分かりやすくしています。
このWebサービスはベータ版で、お問い合わせ窓口からコメントも受付中です。
さて、自分のWebサービスだけでなく、他のものも紹介したいと思います。
まずは、国交省が開発した「重ねるハザードマップ」です。
このWebサービスは、洪水、土砂災害、高潮、津波など、複数項目から調べるのが可能です。
ただし、リスク評価を行っていないので、機能はあくまでハザードマップに限ります。
加え、マップ表示で結果を閲覧するので、処理が重たくなりがちです。
現住所や地図から選んで調べることができます。
しかも、都道府県と市町村の情報を選択し、地域のハザードマップも取得できます。

次に、こくみん共済の「お住まい地盤診断サービス」です。
こちらのサービスは、地盤の強さや、地震、液状化、浸水の自然災害リスクを確認できます。
重ねるハザードマップと同じく、マップ形式で確認するものです。
災害リスクレポートとして、上記の項目をレポート出力できるのが特長です。
リスクが尺度で示される分かりやすさや、避難場所の補足情報も便利です。
調べた住所を保存できるのも良いです。

最後に、東京海上日動の「かんたんリスクマップ」です。
このサービスは、住所を入力後、洪水リスクと地震リスクのレポート画面がタブ表示されます。
特に、河川の洪水による水害リスクの解説は、イメージ画像や実際の写真があり、分かりやすくなっています。
現在地を取得して調べたり、マップ上でピンを動かして調べることもできます。

重ねるハザードマップ、お住まい地盤診断サービス、かんたんリスクマップは、いずれも地図を表示する機能があります。
地図を表示すると、端末のスペックやネットワーク環境に左右されがちです。
僕の「居住地リスクドットコム」は、地図を表示せず、リスク評価のみを出力します。
※そのため、処理時間はAPIコールのみで比較的軽い
リスク項目は、どのサービスも様々なので、ご自身に合うものを使うと良いです。
「居住地リスクドットコム」の開発を考えた当初、犯罪情報も含めようと思いましたが、ベータ版は災害情報に絞りました。
アパートなどの重合住宅に限らず、土地や一軒家の購入、投資用不動産の選定にも使えます。
以上