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【sitateru】日本のスタートアップに学ぶビジネスモデル【BMC】

少しお金払えば、オリジナルの衣服が簡単に作れる時代。

(センスがあれば、ネットで売って稼げる時代)

 

はろー、yukiです。

 

皆さんはどこで衣服を買っていますか?

おそらく、複合型施設にあるような店で買うことが多いのではないでしょうか。

個人店や古着屋のユーザーはそれほど多くなく、ハイブランドを着る人も少ない。

つまり、衣服のセンスは大体、似通ってしまうと言えますよね。

 

ただ、世の中には本当にセンスのある人たちがいます。

その人たちは、多くの人が知らない場所で衣服を見つけて着こなしている。

衣服へのオリジナリティ志向は未だあって、それは個人から様々な組織にも見られます。

例えば、ユニフォーム。イベント用に手配したデザインなど。

衣服のオリジナリティのポテンシャルは、今後も地道に残ると思っています。

 

さて、問題はオリジナルのデザインを企画したが、実現まで道のりが遠かったことにあります。

衣服の生産工程は多く、その一つ一つと連携してくのが難しかったわけです。

そのポイントに目を付けたのが、今回紹介するスタートアップ。

オンラインで衣服生産をサポートする「sitateru(シタテル)」です。

BMCはこちら。

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・オペレーションサイド

衣服の生産工程にかかるメーカー・専門店がパートナーです。その数は500社。

sitateruでは、まずユーザーの仕様(衣服、枚数、予算、納期など)をヒアリング。

その後、パートナーにて生産を開始し、量産の納品までを対応します。

顧客とパートナーが多岐にわたるため、その管理が負担となりやすいです。

 

 

マーケティングサイド

衣服を作りたい要望は、アパレルだけにとどまりません。

団体や企業、学校、協会など、様々な組織もターゲットになります。

例えば、大学のサークルが文化祭で用意するとしたら、50枚くらいでしょうか(少し多い?)。

そうした小ロット・多品種にも対応できるのがsitateruの強みです。

※同社の2018年2月のデータによると、59.6%の工場で50枚から対応可。

 

 

・まとめ

料金の回収が2回に分けられている点が、ポイントが高いです。

企業向けのビジネスではよくあることですが、支払いの分割は利益確保につながります。

相手の支払い状況に左右されない、回収方法です。

 

sitateruの場合、サンプル納品後に「量産はやめます」という状況になり得るでしょう。

もともと量産を目標に動くサービスだからこそ、途中棄権はマイナスです。

各種パートナーの稼働状況を把握し、量産計画を立てているからです。

ですので、1回目の回収で、量産用費用の半分を回収するのは、良いアイデアです。

(よくあるのが、量産取り消しのため罰金を請求するパターン。これは良くない)

 

 

個人的には、50枚の小ロットを活かすのが良いと思います。

個人事業のアパレル業の方にしてみれば、試行錯誤しやすい数ではないでしょうか。

あと、デザイナー志望の方は、完成品まで用意したという点で評価が高くなるような...。

他には、同人系の販促物とか、限定品も作りやすような。

 

 

衣服の生産委託系のサービスは、他にはあると思いますが、ここほど柔軟性はないと思います。

 

 

サービスのWebサイト↓

 企業のWebサイト↓

 


以上。

 

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