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雪ん子パースペクティヴ

読むとちょっとタメになるエントリー。

【3/17 M上場】(株)ビーグリーを紹介。【3981】

会社
ブックビルディング期間 3/2-8
公開価格決定日 3/9
申込期間 3/10-15
元引受 SMBC日興証券(幹事)、SBI証券マネックス証券SMBCフレンド証券いちよし証券エース証券、岩井コスモ証券
上場時発行株式総数 5,879,200株
1単元の株式数 100株
配当基準日 6/30、12/31
大株主 リサ・コーポレート・ソリューション・ファンド3号投資事業有限責任組合
株式会社小学館
吉田仁平(同社代表取締役社長)
佐藤俊介
日本出版販売株式会社
XST PARTNERS PTE. LTD.
過去3年の純利益(千円) 2013年:-317
2014年:-115,018
2015年:298,907

 

概要

2013年11月28日設立(同社HP上では2004年10月25日となっている)。代表取締役社長は吉田仁平。

2004年に株式会社ビービーエムエフを設立する。2006年にフィーチャーフォン向けコミック配信サービス「ケータイ★まんが王国」を開始。2008年に、株式会社ニューを存続会社として吸収合併し、商号を「株式会社ビービーエムエフ」に変更する。2010年に商号を「menue株式会社」に変更。2011年にスマートフォン向けコミック配信サービス「まんが王国」を開始。2013年に漫画に特化したクラウドファンディングサービス「FUNDIY」を開始。2014年に株式会社MNHを存続会社として吸収合併し、商号を「menue株式会社」に変更。同年、商号を「株式会社ビーグリー」に変更する。2015年にイラスト・マンガで読む分散型メディア「ETOPICA」を開始した。

 

ミッションは「インターネットによって隠れた才能を持つクリエイターとファンを繋ぐことで新たな市場、新たな顧客を開拓し、文化の発展に貢献する」。

 

 

サービス

コンテンツプラットフォーム事業(コミック配信サービス「まんが王国)の運営等。

 

同社の主力は「まんが王国」にある。このサービスはスマートフォンタブレット端末向けにコミックを配信するというもの。手頃な価格設定・ポイントプログラム・プログレッシブダウンロード(読みたい時にすぐ読める)の3つが利点として挙げられている。2016年9月に5億冊ダウンロードを達成した。

他にも、身の回りの話題をイラストやマンガで発信する分散型メディア「ETOPICA」やクリエイター向けクラウドファンディングサービス「FUNDIY」、「無音カメラ(サイレントシャッター)」や「美容カメラ」など様々なアプリも開発・提供している。

 

 

考察

大株主に小学館(9.91%の保有)の名があっても、「まんが王国」には集英社講談社など様々な出版社のコミックが並んでいる。これが集客力を持たせている。

「ETOPICA」はイラスト投稿型SNSとうたっているが、SNSTwitterを使用しているクリエイターも多いと思われるので、同社サービスとつながりの太いクリエイターを起用して少しずつユーザー(彼らのファン)を取り込んでいくのが良いだろう。

「FUNDIY」については、この記事を書いている時点で56のプロジェクト・92,813,341円の調達に成功したことが確認される。成功例のモデルをコミックなどの形にし、知名度を上げることでファンダー(資金提供者)も増えるだろう。

 

 

もう一言

同社のサービスを利用したクリエイターは小学館系列の媒体につながりが持てるだろうし、逆に小学館に属するクリエイターたちも同社サービスを利用する上でインセンティブを受けられるかもしれない。
いずれにしても、同社は独立したメディアではないという点が重要だ。また、小学館によるWeb・デジタルコンテンツ事業の1つとして、同社が協力関係にあるというように考えても良いと思う。
小学館としては、他の媒体で有名なコミックを直接的に扱えなくても、同社の株主という間接的な立場で利益を得ることが可能となっている。

 

 

以上。