おじいさんの国、日本。潜水艦と化学兵器、熊本。
体力の衰え、頑固。
はろー、yukiです。
今週気になったニュースは次の3つ。
1. オーストラリアの潜水艦共同開発
3. 熊本地震と金融緩和
それでは見ていきましょう。
1. オーストラリアの潜水艦共同開発
日本の技術力は世界に誇るもの、というのが僕たちの認識だと思いますが、それと実際に技術力が現場で発揮されるかは別の問題。
コンペで勝てなければ、技術力の高さは証明できません。
昨年2015年9月のニュース。
日本の高い技術力で実現できる高速道路より、安価な中国に軍配が上がりましたよね。
日本としては、南シナ海に近い東南アジア諸国、オーストラリアとは政治上だけでなく、もっと具体的な関係を築きたかった。
オーストラリアの潜水艦共同開発でフランスに敗れた背景はこちら。
景気が減速し豪州では当時のアボット首相の支持率が低下。日本と組むと国内経済と雇用にメリットがないとの反発が強まり、昨年2月にドイツとフランスを含めた入札に切り替えた。
軍事にかかる技術力や戦力ではなく、それに連関する政治経済が大きな要因。そして、
日本が最有力とみられていたが、武器の国際共同開発の経験が乏しいこと、豪国内で建造することに途中まで消極的だったことで、競合にリードを許した。
経験不足、消極的。
ミクロで考えて、就職活動中のある人が、とても優れた能力を有していても、上記のようであれば、おそらく不採用です。
日本の敗退後、オーストラリアの対応は電話。
ターンブル首相から安倍晋三首相に、ペイン国防相から中谷防衛相に、ビショップ外相から岸田文雄外相にそれぞれ電話がかかってきた。
なんだか、キュンとした。
つまりは、技術力が高いのは分かるけど、コストも高いので残念、という感じ。
個人的には、高い技術力があれば、安いコストの範囲内での受注も狙えたと思うのですが(そこから膨らませたらいいじゃない...悪)。
ちなみに、インドでは採用されました。
憲法9条は、日本国憲法の3原則である[国民主権・平和主義・基本的人権の尊重]のうち、[平和主義]を規定しています。
続いて、ロイターのニュースはこちら。
政府は26日の閣議で、毒ガスを含む化学兵器や生物兵器の一切の使用を憲法9条が禁止するものではないとする答弁書を決定した。
むぅ。
“化学兵器や生物兵器”は“武力”とは違うのか。“行使”は“使用”とは違うのか。
なお、上記の兵器は日本が生物兵器禁止条約と化学兵器禁止条約を締結しているので、「使用することはあり得ない」そう。
持たない、作らない、という非核三原則に近い禁止の効力が働いていると思いますが。
3. 熊本地震と金融緩和
2017年4月開始予定の消費税10%への増税は、東日本大震災のような災害が起きたら、延期もありうるもの。
熊本県民の方々の身の心配よりも、増税の心配をする人たちにとっては、今般の熊本地震がそれに該当するのか、というのが気になるところでしょう。
日本政府は、熊本地震を「特定非常災害」に指定。
被災して各種行政手続きができなくなった人たちを救済するのが目的で、運転免許証の有効期間などが特例で延長される。
指定されたものの字面に比べ、内容は増税にほど関係ないもの。
行政の知識があまりないので特別なことは言えませんが、この4-6月に発生する給与の平均は標準報酬月額になるので、地震によって支給される給与額が少なくなれば、 あなたが負担する厚生年金保険料は昨年よりも軽くなるかもしれませんね。
一方で、28日に行われた日銀の金融政策決定会合では、熊本地震によって次のことを決定。
これは東日本大震災級の対応と...?
ちなみに、この決定会合で金融緩和が行われなかったことが影響し、日本円は107円台まで円高に、日経平均は1万6600円台まで下がりました。
個人投資家の方々にとって、暗雲としたゴールデンウィークが始まった感じですか。翌5/2は平日ですので、この日にどれだけ下がるのか。市場心理は落ち着いていないでしょうから。
全体的に暗い内容となってしまいましたので、最後に僕が購入した漫画をご紹介して終わります。
来週末はこの漫画を買う!
— Yuki (@bfSnow) 2016年4月24日
それでも町は廻っている 15巻 (ヤングキングコミックス) 石黒 正数 https://t.co/geXfMuqDbz @amazonJPさんから
最後の紺先輩の話が良かったかな。読者としては一段落したので。
以上。