雪ん子パースペクティヴ

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原発とメディア、流れ出すもの。

目に見えないものだからこそ、分かろうとして、つい感情的になる。

 

はろー、yukiです。

 

今回のニュースまとめは大きく二つ、「原発」と「メディア」です。

まずは「原発」。

www3.nhk.or.jp

 

気になったのは、こちら。

海に放出するケースは、処分の完了までの期間が7年4か月と最も短く、コストも34億円と最も安くなるとしています。一方、蒸発させるケースは、期間が9年7か月で349億円、地下水よりも深い地下に埋設するケースは、8年2か月で、最も高い2431億円となっています。

 

たまった汚染水は80万トン以上だそうですが、想像がつきませんね。

海運で使われる20フィートコンテナ。こちらの最大総重量は約20トン(20,320kg)ですので、そのTEUが40,000個。

www.auk.co.jp

 

40,000個のTEUは、国交省が発表している港湾別コンテナ取扱量(TEU)ランキングによると、40位の大分港の年間取扱量に匹敵します。

量はどうであれ、薄めて海水に放出する、という点で物議をかもしだしそう。

 

続いてこちら。

高浜原発1、2号機が審査合格 | ロイター

東京電力福島第1原発事故後に改正された原子炉等規制法は、原発の運転期間を原則40年と定め、規制委が認めれば1回に限り特例で最長20年の延長ができるとした。

なるほど。

1号機は運転開始から41年5カ月、2号機は40年5カ月が経過している。

福井県にある高浜原発については、60年まで頑張ってもらう感じでしょうか...。

 

 

 

お次は、「メディア」。

www.unic.or.jp

 

国連から調査にやってきたのは、ディビッド・ケイ氏。彼は次の点に置いて、警告をします。

※氏は、国連特別報告者(人権理事会から任命された独立専門家)で、2014年8月に就任、米国出身とのこと。デビッド・ケイ「表現の自由」国連特別報告者の訪日 | 外務省

 

脆弱な法的保護、新たに採択された『特定秘密保護法』、そして政府による『中立性』と『公平性』への絶え間ない圧力

政府に責任があるという主張。

原子力産業の未来、災害対応、政府の国家安全保障政策など、日本の今日的な公共の関心事についての報道だとしています。

原発」のところで紹介しましたが、汚染水の放出は『国の専門家チーム』によって行われるという報道のされ方です。

こういった『国の~』という報道のされ方は、確かに「誰?」となるかも。

でも、おそらくその『国の~』の構成メンバーは事前に報道がされているし、インターネットで各省庁のホームページに行けば調べられると思う。

ただ、ここでは報道の独立性について述べられているので、『国の~』という発信のされ方だと、確かに公平ではない。特に、公共の事柄に関してならば、詳細にされるべきかもしれませんね。

 

しかし、ディビッド・ケイ氏が主張する「絶え間ない圧力」とは一体...。

 

 

 

原発」の放射性物質とか、「メディア」への政府の圧力とか、それらは目に見えないものだからこそ、市民は感情的になって判断し、主張する。インターネットやスマートフォンでテキストを目にする機会が多い今日、それらにシンパされる人も多いと思います。

できることなら、影響を受けたと自覚した時に、自分に必要な情報を調べ、自分の考えを持ちたいものですね。そしてそれは、客観的であればなお良い。

そうすれば、放射性物質対策のよく分からないものを購入してしまったり、根拠のない情報で誰かを差別する、といったこともしなくて済むのではないでしょうか。

 

 

以上。

 

 

 

 

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